2022 今年の受験概況(中学入試)
2022年の中学入試は、昨年に続き東京を中心に受験率がアップし、たいへん厳しいものとなりました。1都3県の中学受験生は約1500人増加、中学受験率は18.1%と過去最高を記録しました
昨年開校初年度でいきなり都内最多の受験生を集めた「広尾学園小石川」は、今年もさらに志望者を増やしています。また従来の人気校に加えて、男子校の獨協・佼成学園・聖学院・京華、女子校の実践女子学園・三輪田学園・跡見学園・麹町女子なども昨年以上の高倍率となりました。
一方で、これまで比較的ゆるやかな受験で対応できた学校も、生き残りをかけて次々とリニューアルしています。今年は「星美学園」が共学化して「サレジアン国際学園」となった結果、中学入学生は昨年の10倍を超えました。また「千代田国際」(千代田女学園)も注目を集めました。
来年度も「サレジアン国際世田谷」(目黒星美)、「芝国際」(東京女子学園)など、共学化・校名変更で躍進をねらう学校が注目されています。トレンドは「共学化」+「国際」+「イメージの良い地名」といったところでしょうか。また、2026年に共学化し「明治大学付属世田谷」となる日本学園も、現6年生から明治大学に内部進学できるとあって人気上昇が予想されます。
昨年、一昨年とコロナ禍のため学校説明会や行事見学などがかなり制限され、受験生も保護者も志望校の選定に苦労されたことと思います。今年はどの学校も早めに、また回数を増やしての説明会等を実施しています。ただしほとんどの学校が予約制になっていますので、気になる学校のホームページはこまめにチェックして、それぞれの学校を直接知る機会を多く持たれることをお勧めいたします。