2022 今年の受験概況(高校入試)
まず都立高校入試の概観ですが推薦入試については、応募倍率は普通科男子2.69倍、普通科女子3.25倍等で、過去最低となりました。チャレンジ受験がなくなり倍率も低下傾向にあります。
次に一般入試について。受検倍率は普通科男子1.35倍、普通科女子1.40倍で女子の倍率が下降傾向です。今年度より普通科に男女別定員制の緩和制度が全校で実施され、多くの学校で女子の合格者数が定員以上になり、男子にとっては厳しい状況となりました。
主な都立高校の一般入試の実質倍率(受験者数÷合格者数)をまとめてみました。( )内は前年度
男子 女子
日比谷 1.67(1.51) 1.55(1.55)
西 1.54(1.22) 1.46(1.46)
戸山 1.86(1.84) 1.77(1.76)
青山 1.94(1.67) 2.13(2.20)
新宿 2.11(1.69) 男女合計
竹早 1.82(1.63) 1.61(1.92)
北園 1.98(1.37) 1.87(1.69)
三田 1.79(2.01) 1.92(2.46)
豊多摩 1.92(1.66) 1.81(1.51)
井草 1.80(1.62) 2.00(1.67)
文京 1.82(1.26) 1.65(1.30)
石神井 1.65(1.76) 1.68(1.76)
豊島 1.90(1.86) 1.80(1.61)
杉並 1.03(1.07) 1.02(1.06)
武蔵丘 1.56(1.30) 1.36(1.31)
鷺宮 1.70(1.48) 1.87(1.43)
練馬 1.06(1.17) 1.05(1.09)
光丘 1.00(1.00) 1.00(1.00)
田柄 1.00(1.00) 1.02(1.00)
大泉桜 1.04(1.00) 男女合計
都立高校全体で見ると応募倍率も下がってきていますが、高倍率になる人気校と入りやすい低倍率の学校と二極分化が顕著になってきています。
今春の私立高校入試はどうだったでしょうか。
大学受験でも人気のあるMARCH(明治・青山・立教・中央・法政)等の大学付属校の多くが応募者を増加させました。日大系は応募者を減らしています。進学校では実践学園、淑徳、淑徳巣鴨、杉並学院、豊島学院、目白研心等この地域の受験生に併願校としてよく選ばれる学校が応募者を増やしています。
私立高校は出願に関わる成績基準の変更による応募者へ影響が大きいので、正確な最新の情報をなるべく早めに収集することが大切になります。