[雑感]の記事一覧
塾の二階には、相田みつおさんの「一生勉強 一生青春」という額があります。これを掛けてもう十年くらい経つでしょうか。最初は、頂き物のお饅頭の箱に貼ってあったか、入っていたもので、「いい言葉だなぁ」と感じて、額に入れておい[…] 続きを読む
塾の二階には、相田みつおさんの「一生勉強 一生青春」という額があります。これを掛けてもう十年くらい経つでしょうか。最初は、頂き物のお饅頭の箱に貼ってあったか、入っていたもので、「いい言葉だなぁ」と感じて、額に入れておい[…]
先日、数学の授業中、ある私立中の女の子が、「先生、因数分解ってなんで必要なの?」って尋ねてきました。この手の質問には、まあ幾度となく出会っているのですが、いつも、そんなにうまく説明できずに(心に響かずに)なんとなく終[…] 続きを読む
先日、数学の授業中、ある私立中の女の子が、「先生、因数分解ってなんで必要なの?」って尋ねてきました。この手の質問には、まあ幾度となく出会っているのですが、いつも、そんなにうまく説明できずに(心に響かずに)なんとなく終[…]
先日テレビで、凄惨なリンチの末に殺された栃木県の須藤正和さん(当時19才)のご両親がインタビューに応えてお話されていました。その中で「優しすぎるほど優しく育ててしまった私たちが悪かった。」と悔悟の念をおっしゃっていました[…] 続きを読む
先日テレビで、凄惨なリンチの末に殺された栃木県の須藤正和さん(当時19才)のご両親がインタビューに応えてお話されていました。その中で「優しすぎるほど優しく育ててしまった私たちが悪かった。」と悔悟の念をおっしゃっていました[…]
大学受験浪人時代、私は中野図書館で勉強し、気分転換に(むしろ気分転換に勉強していたという方が正確だったかも知れませんが)中野駅の北口にある「クラシック」という名曲喫茶で過ごすのが日課でした。この喫茶店、戦後すぐにできた[…] 続きを読む
大学受験浪人時代、私は中野図書館で勉強し、気分転換に(むしろ気分転換に勉強していたという方が正確だったかも知れませんが)中野駅の北口にある「クラシック」という名曲喫茶で過ごすのが日課でした。この喫茶店、戦後すぐにできた[…]
小6受験クラスの卒業お祝い会(3月11日)で私が話したこと みんな卒業おめでとう。そして進学おめでとう。合格おめでとうとは言わないよ。それは、もうそれぞれに言ったからね。卒業式でも校長先生や来賓の方々の長[…] 続きを読む
小6受験クラスの卒業お祝い会(3月11日)で私が話したこと みんな卒業おめでとう。そして進学おめでとう。合格おめでとうとは言わないよ。それは、もうそれぞれに言ったからね。卒業式でも校長先生や来賓の方々の長[…]
小学6年生の十一月頃になると、受験をする子供たちからしきりに「○○中学校って、偏差値いくつ?」と質問を浴びせられます。この頃になると、自分自身の受験校の選定や学校の友達の受験校の「偏差値」がとても気になり、「誰それは偏[…] 続きを読む
小学6年生の十一月頃になると、受験をする子供たちからしきりに「○○中学校って、偏差値いくつ?」と質問を浴びせられます。この頃になると、自分自身の受験校の選定や学校の友達の受験校の「偏差値」がとても気になり、「誰それは偏[…]
今年の夏、中2の塾生が学校で課された理科の自由研究をすこしばかりサポートすることになりました。主題は「環境(問題)について」と幅広いのですが、その中にいくつかの小テーマが設定されていて、2人で話し合った末、[野生生物の減[…] 続きを読む
今年の夏、中2の塾生が学校で課された理科の自由研究をすこしばかりサポートすることになりました。主題は「環境(問題)について」と幅広いのですが、その中にいくつかの小テーマが設定されていて、2人で話し合った末、[野生生物の減[…]
学校の話題からひとつふたつ。 ある日、区立A中へ転校する子(中3)のお母様が、校長先生とはじめて面談をした際に「うちの学校はレベルが高いので、しっかり勉強して下さい。」と釘をさされたという話を聞きました。校長先生のお話[…] 続きを読む
学校の話題からひとつふたつ。 ある日、区立A中へ転校する子(中3)のお母様が、校長先生とはじめて面談をした際に「うちの学校はレベルが高いので、しっかり勉強して下さい。」と釘をさされたという話を聞きました。校長先生のお話[…]
先日、小学校で教えた女の子が4年ぶりに訪ねてきてくれました。今、彼女は高校1年生。私立のK女子中に進学して、そのまま高校へ進みました。その日にはちょうど、学校の中間テストの終わった日、解放感に浸るついでに、塾まで足をのば[…] 続きを読む
先日、小学校で教えた女の子が4年ぶりに訪ねてきてくれました。今、彼女は高校1年生。私立のK女子中に進学して、そのまま高校へ進みました。その日にはちょうど、学校の中間テストの終わった日、解放感に浸るついでに、塾まで足をのば[…]
先日、某私立高校に通うT君が「あした、「戦争は是か非か」というディベートの授業があるんだけど、先生はどう思う」と訊かれたことがきっかけで、授業の後にしばし雑談していました。「『おおやけ』ってなに?」とも聞かれました。おそ[…] 続きを読む
先日、某私立高校に通うT君が「あした、「戦争は是か非か」というディベートの授業があるんだけど、先生はどう思う」と訊かれたことがきっかけで、授業の後にしばし雑談していました。「『おおやけ』ってなに?」とも聞かれました。おそ[…]
70年代後半はけっこう面白い(?)時代だった。子供たちは、学校の先生を「センコー」と呼び捨て、明らかに敵意に満ちた眼光を注ぐ。僕たちには「せんせぃ」と、用もないのについて回り、やんちゃ坊主のかわいい笑顔をみせる。校内暴力吹き荒れ、暴走族が跋扈(ばっこ)する。 そう‥‥、いろいろ教育論は読んだ。林竹二、斎藤喜博‥‥、でも時代のズレを、理想と現実の断層を感じた。 イヴァン・イリイチの「脱学校化」に共感したのもこの頃だ。そこに「現代」「教育」を斬る一つの視点があった。 「学校って何」「学校がなかったら」そんな問いの答えを、今も追っている。 宙を舞うトンボを素手でつかまえようとする 子どものように [プロフィール詳細]